東アジア(中国、韓国、日本)において、昔の整形手術というのは主に顔面神経麻痺や、事故で顔に大きな怪我をした人々が前の顔に戻すために受けることだと知られていた。たまに女優が整形手術をすることもあった、このニュースが大衆に知られることはあまりなく、もしその女優に対して整形手術の疑惑がでても、整形手術を受けたという事実を否認していた。その理由は、最初に言及したように、昔の整形に対しての認識は美容を目的にするよりも傷を治す方法の一つとして考えられていたからだ。だから、美容を目的にする整形手術に対する昔の世論はあまり好意的ではなかったのだ。しかし、最近のインターネットの発達に伴って、芸能人の卒業写真や整形前の写真がネット上でたやすく一般人に公開されるようになった。その結果、もっと医学的なイメージがあった整形手術が、芸能人の顔の変化を例にして、今はもっと美容の意味を強く持つようになったと思われる。この整形についての大衆の認識の変化とともに、整形手術は一般人を相手にする、とても大きなビジネスとなり、一般人の整形より人気が出てきた。
今は年齢と性別に関係なく、誰でもきれいになるために手安く整形手術ができる時代になってしまった。一体何のために、多くの人々が自分の生まれつきの顔に満足できず整形手術を受けるのだろうか。
実は、昔の東アジアの美の基準というのは現代のとはまったく違っていた。小さくて細い目、大きい顔、白い肌、小さい鼻と口が好まれていた。
しかし、19世紀後半から20世紀初めにかけて、西洋文明が東アジアに流れてくるようになってから、この美の基準は完全に変わってしまった。その時の西洋文明というのは、それまで東アジアがまだ持ってない科学技術がほとんどだったのだ。例えば、西洋文明は電車と車を含めた交通機関や、銃、大砲といった発達した武器を東アジアにもたらしたので、当時の東洋人にとっては東洋の文明よりもっと優れてあか抜けたものだという認識が強かった。だから、東洋人の目には西洋人はよりよい生活をしているように見えるようになり、彼らの美の基準が東洋人に適用されるようになった。おそらく、その時から東洋人は西洋人が求めていた美の基準、つまり、西洋人のような大きくて二重になっている目、高い鼻、小さい顔を東アジアの新しい「美」として追い求めることになってしまったのだろう。
整形手術そのものや、その手術を受ける人が悪いとは思わない。もし、自分の顔のある部分が原因で長い間傷つけられてきた人が、医療技術の力を借りてコンプレックスをなくすことができ、これから自信もって人生を生きられたら、それはとてもいいことだと思う。しかし、問題は、最近、整形がどんどん簡単にできるようにになってきていることである。かつては本当に辛い記憶などがあり、人に会いたくない、精神的に傷ついている人のコンプレックスを直すために、行われていたことであった。もちろん、簡単なことではなかった。そして、最終的に選ぶ方法が整形であったけれども、最近は少しのコンプレックスがあるだけで、整形すれば大丈夫だと簡単に思う若者が増えている。だが、整形することは個人の自由だから、特に整形したら悪いと思うわけではない。問題は、整形によってコンプレックスをなくした人が、今度は他の人をまた外見だけで評価することが問題である。たとえば、私は整形した友達から「あなたの鼻は本当にだめだ。整形しなくちゃ。」と言われたことがある。それは整形が普通にできることになったからだと思う。つまり、外見のコンプレックスによって傷つき、整形した人が、整形をしてきれいになったあとに,今度は他の人を外見で評価する。そして、その人がまた傷ついたり、悔しくなったりして整形をする。そこに外見至上主義の悪循環がある。整形した人は、自分にかつてコンプレックスがあったという意味だから,自らの辛い経験を忘れず、他の人々を外見で評価するということはけるべきだ。
この問題をなくすために私達にできることは、実は非常に簡単である。人を外見だけて判断しないことだ。外見よりは内面の美しさを見るように努力すること。整形はとても個人的なことなので、自分のコンプレックスの改善としてするのは悪くない。ただ、みなそれぞれ人生に対して違う価値観を持っているので、いくら自分にとってコンプレックスであっても、他の人にとってはその人の長所かもしれないので、他の人の外見を勝手に評価したり非難して傷付けてはいけないと思う。また、美の基準は時代によっていつもどんな形にも変わりうることなにで、ただ周囲の目を気にしすぎて、一人一人が持っている美しさ、すなわち「個性」を変えてしまうのは自分自身に対する冒涜なのではないかと思う。
この問題についてよく調べて教えてくれてありがとうございます。
ReplyDeleteちょっとだけ質門がありますが:
1。「整形手術そのものや、その手術を受ける人が悪いとは思わない。」という文章は誰のことですか?誰がそう思いますか?筆者のことだとはっきり書いた方がいいかもしれません。
2。もっと書きたかったら、色々な研究ができますね。例えば、整形手術の経済的な影響、また、もっと詳しく整形手術を受けた人のその後の生活をもっと調べタラ絶対面白くなりますね。
3。私たちができることについてですが、もっと具体的なやり方がありますか。どうやって他人の外見で判断しないようにできますか。
いいメッセージですね!よく感動されました。歴史的な背景は特に教育的です。分析が理解しやすいし、視覚資料を効果的に使用されました。19世紀にわたる美の基準の変化をよく分かります。発表に視覚資料をもっともっと使って下さい!
ReplyDelete「そこに外見至上主義の悪循環がある。」
ReplyDeleteこれは論点の中心ですね! その上、多くの人はコンプレックスを直すため整形した後で、外観に他の不満を見つけるようになって、自身をもっと厳しくて眇めて、整形手術を無限に受けることはとても普通の事です。 これはもう一つ外見至上主義の悪循環の種類だと思います。
私も歴史の部分はいい背景だと思います。 本当に面白いトピクですね!
外見至上主義のせいで、そして整形手術のせいで、最近人々の外見がだんだん同じになっているんですね。けれども内面の美しさを見るのは難しくて、かっこうよい人に視線が行く事が自然ですね。自分の美しさの基準を持つのが重要でしょう。昔の日本女性の絵(最後の絵)の中で左から三番目の人はちょっと衝撃ですね。
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